ドロマイト(dolomite)は、鉱物である苦灰石(CaMg(CO3)2)、あるいは岩石である苦灰岩を指す。どちらを指すか区別できないので、苦灰岩のことはドロストーン(dolostone)ともいう。また、鉱石名としても使われる。
鉱石の色は灰色か白色で、石灰石に似ている。石灰石が海水中で変容して生成する。
鉱物としてのドロマイト(苦灰石、白雲石)
岩石としてのドロマイト(苦灰岩、白雲岩)
用途
- セメント原料、ガラス原料、鉄鋼精製用
- 土壌改良剤、肥料
- 電子部品原料
- 食品添加(飲料、ふりかけ等)用(カルシウム、マグネシウム強化)
ほか
産地
- 日本
- 栃木県佐野市(旧:葛生町)
- 沖縄県南・北大東村(大東群島)
- 中国
- 遼寧省大石橋
参考文献
- 都城秋穂・久城育夫 『岩石学II - 岩石の性質と分類』 共立出版〈共立全書〉、1975年、ISBN 4-320-00205-9、全国書誌番号:69027227。
関連項目
- 鉱物 - 苦灰石
- 岩石 - 苦灰岩
- 鉱石 - ドロマイト
- ドロミーティ
- 佐野市 葛生地区: ドロマイトの採掘が盛んである。
- 国鉄タキ21000形貨車 - ドロマイトを専用種別とする貨車(タンク車)
- 国鉄ホキ5400形貨車 - ドロマイトを専用種別とする貨車(ホッパ車)
外部リンク
- 炭酸塩アトラス
- 石灰石・ドロマイトとは(吉澤石灰工業株式会社)



