新居浜カントリー倶楽部(にいはまカントリーくらぶ)は、愛媛県新居浜市にあるゴルフ場である。

概要

1936年(昭和11年)、「新居浜ゴルフ同好会」により、愛媛県新居浜郡角野村山根に6ホール、1,490ヤード、パー22のコースが造られた、愛媛県のゴルフ場第1号である。同好会の常連の20名は住友各社の幹部で、日本ゴルフ協会にも加盟していた。中心人物は、住友化学株式会社社長と住友本社理事・吉田貞吉であり、「新居浜カントリー倶楽部」の前身である。1940年(昭和15年)、戦争激化で新居浜ゴルフ同好会は解散した。

その後、元同好会のメンバーが、旧コース跡にできた山田農園内でゴルフ場のグリーン跡を見つけ、それが戦後のホール1号となった。1957年(昭和32年)9月、住友企業のバックアップにより、本格的コースではないが6ホールに増設された。新居浜市、新居浜商工会議所、住友建設株式会社などが中心になって、1962年(昭和37年)7月5日、経営母体「新居浜カントリー倶楽部」を設立、新居浜商工会議所会頭・岡田賢吉が会長に、住友建設社長・野波福次郎が理事長に就任した。野波は戦前の同好会の中心メンバーだった。

1963年(昭和38年)2月4日、ゴルフ場建設用地は新居浜郡舟木町上原の20万坪、コース設計は旧制松山高等学校出身の上田治に依頼し、造成工事が着工された。1964年(昭和39年)7月26日、インコース9ホールが完成、仮開場された。1965年(昭和40年)3月12日、アウトコース9ホールが完成、18ホールのゴルフ場が開場された。

所在地

〒792-0856 愛媛県新居浜市船木1032-17

コース情報

  • 開場日 - 1964年7月26日
  • 設計者 - 上田 治、鈴木 正一(改造監修)
  • 面積 - 957,000m2(約28.9万坪)
  • コースタイプ - 丘陵コース
  • コース - 18ホールズ、パー72、6,760ヤード、コースレート72.7
  • フェアウェー - コウライ
  • ラフ - ノシバ
  • グリーン - 1グリーン、コウライ
  • ハザード ^ バンカー67、池が絡むホール4
  • ラウンドスタイル - キャディ・セルフ選択可、乗用カート使用、1組4人が原則、状況によりツーサム可
  • 練習場 - 無し
  • 休場日 - 元旦

クラブ情報

  • ハウス面積 - 3,074m2(929.8坪)
  • ハウス設計 - 株式会社住化土建設計
  • ハウス施工 - 住友建設株式会社

ギャラリー

  • コース - 「新居浜カントリー倶楽部」、コースガイド、2021年4月9日閲覧
  • ハウス - 「新居浜カントリー倶楽部」、施設情報、2021年4月9日閲覧

交通アクセス

  • 鉄道 - 予讃線(JR四国) - 新居浜駅より タクシー利用約15分
  • 道路 - 松山自動車道 - 新居浜ICより 約2km

脚注

関連文献

  • 『ゴルフ場ガイド 西版』、2006-2007、「新居浜カントリー倶楽部」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2021年4月9日閲覧
  • 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「昭和11年誕生の「新居浜ゴルフ同好会」を源流に持つ」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年4月9日閲覧

関連項目

  • ゴルフ
  • ゴルフ場
  • ゴルフ会員権
  • 日本のゴルフ場一覧

外部リンク

  • 「新居浜カントリー倶楽部」
  • 「新居浜カントリー倶楽部」、ドローンギャラリー、Rakuten GORA、2022年9月1日閲覧

新居浜カントリー倶楽部【公式】│日本のゴルフ聖地100選に選ばれた愛媛県新居浜市のゴルフ場

一般社団法人 新居浜カントリー倶楽部

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