金原 正徳(かねはら まさのり、1982年11月19日 - )は、日本の男性プロ総合格闘家。東京都武蔵村山市出身。リバーサルジム立川ALPHA主宰。初代SRCフェザー級王者。戦極フェザー級グランプリ2009 優勝。

来歴

小・中学校は野球をやっていた。東京都立田無工業高等学校に進学するも、中退。たまたま近所の道場へ見学に行った事を機に格闘技を始める。

2003年9月15日、DEEPでプロ総合格闘技デビュー。

2007年3月12日、HERO'S 2007 開幕戦 〜名古屋初上陸〜のオープニングファイトで徹肌ィ郎と対戦し、2-0の判定勝ちを収めた。

2008年10月23日、DEEP 38 IMPACTで大塚隆史と対戦し、1-2の判定負けを喫した。

戦極(SRC)

2009年3月20日、戦極初参戦となった戦極 〜第七陣〜のフェザー級(-65kg)グランプリ1回戦でキム・ジョンマンに3-0の判定勝ちを収めた。5月2日、戦極 〜第八陣〜のフェザー級グランプリ2回戦でジョン・チャンソンに3-0の判定勝ちを収めた。8月2日、戦極 〜第九陣〜のフェザー級グランプリ準決勝で日沖発に0-3の判定負けを喫するも、日沖の負傷によるドクターストップで決勝に進出。決勝では小見川道大に2-1の判定勝ちを収めグランプリ優勝を果たし、初代戦極フェザー級王座に認定された。

2009年12月31日、Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜のDREAM vs SRC 対抗戦で山本"KID"徳郁と対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。

2010年6月20日、SRC13のSRCフェザー級タイトルマッチで挑戦者マルロン・サンドロと対戦し、開始38秒右アッパーでKO負けを喫し王座から陥落した。

2010年12月30日、戦極 Soul of Fightで行なわれたSRC VS DREAM 交流戦で前田吉朗と対戦し、TKO負けを喫した。

2011年7月7日、ロシアで開催されたFight Nights 65kg級タイトルマッチでラスール・ミルザエフと対戦し、TKO負けを喫し王座獲得に失敗した。

2012年4月8日、バンタム級転向初戦となったHEATでジェイク・ハッタンと対戦し、チョークスリーパーで一本勝ちを収めた。

2012年12月22日、DEEP HALEO IMPACTでトム・マッケンナにTKO勝ち。試合後、マイクを握ると客席にいた恋人にプロポーズをした。

2013年9月29日、PANCRASE 252のワールドスラム バンタム級1回戦でジョー・ピアソンと対戦し、左フックでKO勝ち。

2014年4月29日、DEEP 66 IMPACTで北田俊亮と対戦。金原がギロチンチョークを極められた状態で北田を場外に押し出したことで両者が場外に落ち、北田が後頭部を打って試合続行不可能となり、審判団が協議した結果、金原が故意に場外に落としたとして反則失格負け。

UFC

2014年9月20日、UFC初参戦となったUFC Fight Night: Hunt vs. Nelsonでバンタム級ランキング10位のアレックス・カサレスと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。

2016年1月2日、UFC 195でバンタム級ランキング8位のマイケル・マクドナルドと対戦。試合を優勢に進めて1Rを取り、2Rも肩固めで一本勝ち寸前まで追い込んで完勝ペースだったが2Rリアネイキドチョークで逆転一本負け。しかし映像では、金原の肩固めが極まる直前にマクドナルドが両方の足の指で金網を掴む反則行為で角度を変えて肩固めを外しポジションを入れ替えてそのままチョークを極めたシーンが映っており問題視されたため、金原陣営はUFCと北米コミッションに反則シーンの映像と文章を提出して提訴。だが、UFCは金原との契約を更新せず、コミッションも「レフリーが反則を見落とした場合は、判定変更の理由にはならない」と金原陣営の訴えを退け、試合結果は変わらなかった。金原自身はこの裁定について「これなら極論、レフリーに見つからないなら何をやってもいい、という意味に取れる」「この試合は今でも納得できない」と度々話している。

DEEP・キック

2016年12月17日、DEEP CAGE IMPACT 2016 ~DEEP vs WSOF~にて、UFCのThe Ultimate Fighter 24に出場したチャーリー・アランツと対戦。ボディへの蹴りをヒットさせて動きの止まったチャーリーの顔面に蹴りを入れてカットさせ、ドクターストップによるTKO勝ち。

2017年7月20日、初のキックボクシングの試合となるROAD TO KNOCK OUT.2で元新日本キックボクシングライト級王者の中尾満と対戦。序盤から的確に打撃をヒットさせ、最終5RにジャブとアッパーでぐらつかせラッシュをかけてTKO勝ち。

インタビューの中で次戦で試合したい相手として当時RISEライト級王者でKNOCKOUTにも参戦していた不可思の名前を上げた。

2017年12月10日、キックボクシング2戦目のKING OF KNOCKOUT 2017にて上述の不可思と対戦。序盤のラウンドではポイントを取りパンチで不可思の前歯を折るなど健闘するも5R判定負け。

2018年4月1日、DEEP八王子超人まつり! 2018でジョンホット・チュワタナと対戦し、1Rに肩固めで一本勝ち。

RIZIN

2020年2月22日、RIZIN初出場となったRIZIN.21でDEEPバンタム級王者のビクター・ヘンリーと対戦。1Rをグラウンドで優位に試合を進めるも、2Rに右フックを受けてダウンし、パウンドによるTKO負けを喫した。試合後の会見にて引退を表明した。

2021年2月、階級を約5kg上のフェザー級に戻し復帰を表明。

2021年10月24日、RIZIN.31で元DEEPフェザー級王者の芦田崇宏と対戦。2Rに右ストレートでダウンさせたところに肘とパウンドをまとめてTKO勝ちを収めた。

2022年4月16日、RIZIN TRIGGER 3rdでRebel FCフェザー級王者の摩嶋一整と対戦し、3RにパウンドによるTKO勝ちを収めた。

2023年4月29日、RIZIN LANDMARK 5で初代Fighting NEXUSフェザー級王者山本空良と対戦し、スタンドでダウンを奪い、グラウンドでも圧倒して3-0の判定勝ちを収め、勝利後のマイクパフォーマンスで「自分の強さの答え合わせをしたい」としてヴガール・ケラモフとの対戦を要求した。

2023年9月24日、RIZIN.44で第3代RIZINフェザー級王者クレベル・コイケと対戦。グラウンドで上を取り試合をコントロールして3-0の判定勝ちを収めた。

2024年4月29日、有明アリーナで行われたRIZIN.46で、RIZINフェザー級タイトルマッチを行い、鈴木千裕と対戦し、パウンドでTKO負けを喫し王座獲得に失敗した。

人物

山本KIDやジョン・チャンソンに唯一勝利した日本人選手。

戦績

プロ総合格闘技

アマチュア総合格闘技

プロキックボクシング

グラップリング

エキシビション

獲得タイトル

  • 第4回髙田道場サブミッションレスリングトーナメント 75kg級 優勝(2004年)
  • 戦極フェザー級グランプリ2009 優勝(2009年)
  • 初代SRCフェザー級王座(2009年)

表彰

  • 戦極 ベストバウト賞(1回)

脚注

試合映像

補足映像

映像資料

関連項目

  • 男子総合格闘家一覧
  • SRC選手一覧
  • SRC王者一覧
  • HERO'S選手一覧
  • UFC選手一覧
  • RIZIN選手一覧

外部リンク

  • 金原正徳 (@kinchan_com) - X(旧Twitter)
  • 金原正徳 公式ブログ
  • 金原正徳の金ちゃんTV - YouTubeチャンネル
  • DREAM 選手データ
  • DEEP 選手データ
  • パンクラス 選手データ
  • RIZIN 選手データ
  • MMA Junkie 選手データ
  • 金原正徳の戦績 - SHERDOG(英語)

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