宮浦駅(みやうらえき)は、福岡県大牟田市東宮浦町にあった三井化学専用鉄道の駅。かつては三井三池港務所本線・旭町線・勝立線の駅として利用された。地方鉄道としての営業期間は、1964年(昭和39年)から1973年(昭和48年)までの僅か9年間であったが、専用線の駅としては明治時代から2020年(令和2年)5月まで利用された。
歴史
- 1891年(明治24年):三井三池炭鉱専用鉄道の平原駅として開業。
- 1964年(昭和39年)8月11日:地方鉄道・三井鉱山の駅となる。
- 1965年(昭和40年)3月11日:三井三池港務所へ移管、同社の駅となる。
- 1969年(昭和44年)1月6日:勝立線廃止。
- 1973年(昭和48年)8月27日:地方鉄道としては廃止、三井石炭鉱業専用線の駅となる。
- 1984年(昭和59年)10月1日:従業員輸送列車廃止。
- 1997年(平成9年)
- 4月1日:本線廃止、三井東圧化学専用鉄道の駅となる。
- 10月1日:会社合併により三井化学専用鉄道の駅となる。
- 2020年(令和2年)5月7日:三井化学専用鉄道廃止。
駅構造
地上駅。貨物ヤードになっており、構内は広い。元々本線、勝立線、旭町線の3線が分岐する拠点駅で、1990年代まで旅客営業用ホームが残存していた。2020年5月7日まで貨物列車の入換作業が行われていた。車両基地、検修設備のほか、検重車、保線用車などの事業用車両が留置されていた。
駅周辺
工場地帯が広がる。
- 三井化学大牟田工場
- シーエス・化成
- 旭精機
- 港工作所
- 日本セラテック九州洗浄工場
- 宮浦整備工場
- 宮浦石炭記念公園
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧



