ロバート・ウィリアム・スティーブンソン(Robert William Stephenson, 1993年2月24日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州コントラコスタ郡マルティネス出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属。
フィリピン系アメリカ人である。
経歴
プロ入りとレッズ時代
2011年のMLBドラフト1巡目(全体27位)でシンシナティ・レッズから指名され、プロ入り。
2012年に傘下のパイオニアリーグのルーキー級ビリングス・マスタングスでプロデビュー。A級デイトン・ドラゴンズでもプレーし、チーム合計で15試合に先発登板して3勝4敗、防御率3.13、72奪三振を記録した。
2013年はA級デイトン、A 級ベーカーズフィールド・ブレイズ、AA級ペンサコーラ・ブルーワフーズでプレーし、3チーム合計で22試合に先発登板して7勝7敗、防御率2.99、136奪三振を記録した。
2014年はAA級ペンサコーラでプレーし、27試合(先発26試合)に登板して7勝10敗、防御率4.74、140奪三振を記録した。また、この年はオールスター・フューチャーズゲームにも選出されている。
2015年はAA級ペンサコーラとAAA級ルイビル・バッツでプレーし、2チーム合計で25試合に先発登板して8勝11敗、防御率3.83、140奪三振を記録した。オフの11月19日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした。
2016年は開幕25人枠入りすると、開幕3戦目の4月7日のフィラデルフィア・フィリーズ戦にて先発でメジャーデビュー。この試合は5回3失点の投球で初登板初勝利を挙げた。一度AAA級ルイビルへ降格を挟んだ後、次の登板となった4月19日のコロラド・ロッキーズ戦でも先発して勝利したが、以降は9月のロースター拡大までAAA級ルイビルで過ごした。この年メジャーでは8試合に先発登板して2勝3敗、防御率6.08、31奪三振を記録した。
2017年7月22日にメジャー昇格を果たした。シーズンでは、25登板で11先発し、84回と2/3回を投げ、5勝6敗で防御率4.68を記録した。86奪三振を記録した一方で、53四球も出してしまった。
2018年はシーズンの大半をAAA級ルイビルで過ごし、シーズン終盤にメジャーで4登板したのみにとどまった。
2019年はリリーフとしてメジャーに定着し、57試合に登板して3勝2敗、防御率3.76、81奪三振を記録した。
2020年は10試合に登板して防御率9.90と不振だった。
ロッキーズ時代
2020年11月25日にジェフ・ホフマン、ケイス・ウィリアムズとのトレードで、ジェイムソン・ハンナと共にロッキーズへ移籍した。
2021年は49試合に登板して2勝1敗1セーブ、防御率3.13、52奪三振を記録した。
2022年8月25日にDFAとなった。
パイレーツ時代
2022年8月27日にウェイバー公示を経てピッツバーグ・パイレーツへ移籍した。
レイズ時代
2023年6月2日にアリカ・ウィリアムズとのトレードで、タンパベイ・レイズへ移籍した。オフの11月3日にFAとなった。
エンゼルス時代
2024年1月23日にロサンゼルス・エンゼルスと総額3300万ドルの3年契約を結んだ。
投球スタイル
小さく曲がるカットボールを軸に、最速99.8mph(約160.6km/h)のフォーシーム、チェンジアップ、カーブを交えて組み立てる。
詳細情報
年度別投手成績
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
記録
- MiLB
- オールスター・フューチャーズゲーム選出:1回(2014年)
背番号
- 55(2016年 - 2020年)
- 29(2021年 - 2022年8月24日)
- 41(2022年8月31日 - 同年終了)
- 43(2023年 - 同年6月1日)
- 26(2023年6月3日 - 同年終了)
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 S
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Robert Stephenson stats MiLB.com (英語)
- Robert Stephenson (@robsteev44) - X(旧Twitter)




