秀明寺(しゅうみょうじ)は、東京都大田区にある真言宗智山派の寺院。
概要
応長年間(1311年~1312年)、秀明の開基である。花園天皇は16歳の聖徳太子像を刻ませて、縁がある地に届くようにと願い、大阪湾に投じたところ、武蔵国羽田に漂着した。発見した村人たちは堂宇に移して祀った。その後、天皇の命により侍臣の秀明が太子像の行方を捜していたところ、羽田の地に至り太子像を発見、ここに寺を建立した。
ただ1837年(天保8年)の火災で当初の聖徳太子像は焼失している。現在の本尊の聖徳太子像は、嘉永年間(1848年~1855年)に仏師の石川源永が制作したものである。
交通アクセス
- 糀谷駅より徒歩10分(経路案内)。
脚注
参考文献
- 新倉善之 著『大田区史跡散歩 (東京史跡ガイド11)』学生社、1992年
関連文献
- 「萩中村 秀明寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ40荏原郡ノ2。NDLJP:763981/10。
関連項目




