森 武夫(もり たけお、1889年(明治22年)10月16日 - 1981年(昭和56年)5月7日)は、大日本帝国陸軍軍人。最終階級は陸軍主計中将。経済学博士。
経歴
1889年(明治22年)に岡山県で生まれた。陸軍経理学校第6期主計候補生として1912年(明治45年)5月1日に卒業。1918年(大正7年)4月から1921年(大正10年)4月まで員外派遣学生として東京帝国大学経済学部で聴講した。1936年(昭和11年)8月1日に陸軍一等主計正進級と同時に陸軍経理学校教官に着任。同年12月1日に第19師団経理部長に転じ、1938年(昭和13年)12月に第4師団経理部長、1939年(昭和14年)3月9日に第1師団経理部長を歴任した。
同年8月1日に陸軍主計少将に進級と同時に千住製絨所長に就任し、1940年(昭和15年)4月に陸軍製絨廠長となった。1941年(昭和16年)11月6日に南方軍経理部長に就任して太平洋戦争に出征。1942年(昭和17年)12月に陸軍主計中将に進級した。1945年(昭和20年)4月6日に中部軍管区司令部附となり、4月7日に第2総軍経理部長に就任し終戦を迎えた。
1947年(昭和22年)11月28日、公職追放仮指定を受けた。
脚注
参考文献
- 秦郁彦 編『日本陸海軍総合事典 第2版』東京大学出版会、2005年。ISBN 4130301357。
- 柴田隆一・中村賢治 著『陸軍経理部』芙蓉書房出版、1981年。
- 福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738。
- 外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。




