チェコ国鉄123号線、別名ジャテツ〜オブルニツェ線(チェコ語;Železniční trať Žatec–Obrnice)は、レギオジェット・ウースチー県の鉄道線の名称である。

1872年に、プルゼニ・ブルジェズノ・ホムトフ鉄道の路線として開業した。2019年以前はチェコ鉄道が運行していたが、2019年末に移管された。

歴史

1870年4月21日にピルゼン(現在プルゼニ)とプリーゼン(現在ブジェズノ)間の本線およびザーツ(現在ジャテツ)を経由しブリュクス(現在モスト)・ドゥクス(現在ドゥフツォフ)で帝国特任アウシヒ・テプリッツ鉄道(k.k. privilegierte Aussig-Teplitz Eisenbahn)と接続する分岐線建設に関する許可は6人の創業者に与えられた。本線と分岐線の建設期限は3年と規定された。帝国特任ピルゼン・プリーゼン・コーモタウ鉄道(k.k. privilegierte Eisenbahn Eisenbahn Pilsen–Priesen(–Komotau), EPPK)は1872年に創立された。1872年9月16日にザーツ - オーバーニッツ(現在オブルニツェ)間およびオーバーニッツ - ブリュクス間がまず開業された。同年10月24日にオーバーニッツ - ビリン(現在ビーリナ)間が貨物輸送向けに開通された。その区間には1873年5月1日に旅客輸送が可能となった。シャーボーグリュック(現在ジャボクリキ) - ザーツ間は同年9月7日に開通されて、ドゥクス方面の鉄道は10月27日に貨物輸送向けに完工した。1874年4月1日にビリン - ドゥクス区間は全体的に開業された。

1884年7月1日付きにEPPKは国有化されこの路線もオーストリア帝国鉄道(k.k.österreichischer Staatsbahnen, kkStB)に組み入れられた。

第一次世界大戦の終戦後、この路線は他の旧EPPK路線とともに新生のチェコスロバキア国鉄(Československé státní dráhy, ČSD)の路線網に組み入れられた。1938年秋、ミュンヘン協定によりナチス・ドイツがズデーテン地方を占領したのちに、この路線はドイツ国営鉄道(Deutsche Reichbahn, DR)のドレスデン管理局に配属された。1944年当時の路線番号はプルゼニ - ジャテツ区間とジャテツ - ドゥフツォフ区間を合わせて統合された。

1945年に第二次世界大戦が終わって、この路線はČSDの路線網に復帰した。1950年代に褐炭採掘産業が北部ボヘミア盆地で集約的となった。ドゥービー、ビーリナ、モストの間にあった耕作地が炭鉱拡張のためだんだん消滅して、町や道路・鉄道交通が犠牲になった。1962年に旅客列車がオブルニツェ - ドゥフツォフ区間で通行しなくて、ビーリナ - レドヴィツェ区間の線路が断絶した。

1960年代にオブルニツェ - ビーリナ区間の複線改修工事が開始されて、目的はウースティー - ホムトフ線の移設および列車路線の共有であった。1968年4月8日にビーリナ - オルドジホフ移設区間が複線と電車線で設備された。1979年に三番目の線路がチェスケー・ズラトニキ分岐点 - ビーリナ間に設置された。1980年代に電化工事はジャテツ西駅 - オブルニツェ駅間で、石炭輸送の目的で進行されて、1985年10月31日に電気運転が実現された。

1993年1月1日にチェコスロバキアの分離により、チェコ鉄道(České Dráhy, ČD)はこの路線を引き受けた。その後、この路線の重要度は低くなって、優等列車運行はプルゼニとリベレツの間に中止された。

運行形態

ウースチー州運輸連合(Dopravy Ústeckého kraje, DÚK)はこの路線の地域公共交通を担当する。

快速「スピェシニー(Sp)」

  • ジャテツ - ポストロプルティ - ウースチー  ※GW Train Regio社による運行
    平日は一日6往復、土曜日は北行のみ片道1本、日曜日は南行のみ片道1本の運行。ポストロポルティ以東は114号線に乗入れる。
    2023年度に運行を開始した。当初、平日は一日4往復のみの運行であったが、2025年度より6往復に増発され、概ね2時間に1本の運行となった。

普通

  • ジャテツ西 - モスト  ※レギオジェット・ウースチー県による運行

2時間に1本、平日午後のみ1時間に1本運行されている。全て線内のみの運行。また、モストで130号線プラハ方面の特急と接続する。

2019年以前は、平日のみ一日片道1本のみ、135号線のオセクまで直通する便があった。

臨時列車

  • 快速
    春・秋に年2日、ホムトフ/ロウニ - ポストロポルティ - ジャテツ - ルジナー間に、一日1往復運行する。ポストロプルティ以東は114号線から直通し、ジャテツ以南は124号線に直通する。ポストロポルティ - ジャテツ間ノンストップで、ポストロプルティは春季に停車、秋季に通過となる。2018,19年運行。
    2018年は、春の年1日のみ、ルジナー行片道1本の運行であった。また、ポストロプルティにも停車していた。

駅一覧

以下では、チェコ国鉄123号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。なお、全て各駅停車である。

参考文献

  • Ignaz Konta (1898). Österreichischer Eisenbahnbeamten-Verein. ed (ドイツ語). Geschichte der Eisenbahnen Oesterreichs vom Jahre 1867 bis zur Gegenwart. Geschichte der Eisenbahnen der Oesterrich-Ungarischen Monarchie. Band 1.2. Wien / Teschen / Leipzig: Karl Prochaska. pp. 1~426. https://archive.org/details/geschichtedereis12aust/page/n9/mode/2up 

外部リンク

  • “Popis trati 123 Most – Žatec západ - Česká republika” (チェコ語). ŽelPage. 2024年4月20日閲覧。

脚注


チェコへ行こう! day7 とくとみぶろぐ Masaki Tokutomi Flickr

どこまで続く一直線 (チェコ・CZECH) 今日の1枚(ヨーロッパの鉄道を訪ねて)

チェコ 乗換案内/路線図 NAVITIME Transit

チェコ 路面電車 train YouTube

チェコへ行こう! day3 とくとみぶろぐ Masaki Tokutomi Flickr