白符駅(しらふえき)は、北海道(渡島支庁)松前郡福島町字白符にかつて設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)松前線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲141506。
歴史
年表
- 1957年(昭和32年)1月25日:日本国有鉄道(国鉄)松前線の渡島福島駅 - 渡島吉岡駅間に新設開業。気動車の旅客のみ取扱う駅員無配置駅。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、日本国有鉄道から北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 1988年(昭和63年)2月1日:松前線の全線廃止に伴い、廃駅となる。
駅名の由来
当駅が所在した地名より。地名は、アイヌ語の「チロプ」(鳥の多い所)に由来するとされるがはっきりせず、以前この地に鷹が群棲しており、うち1羽の白鷹が群れの長であったらしいことから、「白符」は「白鷹」の意であるともされる。
駅構造
廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは、線路の東側(松前方面に向かって左手側)に存在した。
開業当時からの無人駅で、駅舎はなくアプローチ階段入口付近に待合所を有した。
利用状況
- 1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は65人。
駅周辺
周囲よりも高い場所にあり、トンネルに挟まれていた。駅前には、水産加工場があった。
- 福島町チロップ館 - 福島町立白符小学校(2008年〈平成20年〉3月31日閉校)跡に設けられた地域歴史博物館。校舎を展示施設として再活用している。
- 白符簡易郵便局
- 国道228号 - 駅から東に約0.1 km。
駅跡
2010年(平成22年)時点では駅関連施設は何も残っていないが、2012年(平成24年)時点では駅へのアプローチ階段と、道路橋の橋台が残存していた。駅の両端にあったトンネルは、コンクリートで塞がれている。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 松前線
- 渡島福島駅 - 白符駅 - 渡島吉岡駅
脚注
出典
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 廃駅

