セイファートの六つ子銀河(Seyfert's Sextet)は、へび座の方角に地球から約1億9000万光年離れた位置にある銀河群である。この銀河群は6つの銀河を含んでいるように見えるが、そのうちの1つは背景にある銀河であり、その他の「銀河」は、実際はある銀河の離れた一部である。よって、名称に反してこの銀河群は4つの銀河で構成されている。これらの銀河間に働く重力相互作用は、数十億年続く。最終的には、これらの銀河は融合して、1つの巨大な楕円銀河になる。

発見

この銀河群は、ヴァンダービルト大学のバーナード天文台で、カール・セイファートが写真乾板を使って発見した。1951年にこの発見が公表された時には、この銀河群はそれまで見つかった中で最もコンパクトな銀河群であった。

構成

6つの銀河のうちNGC 6027dは背景上に偶然位置し、他の銀河とは無関係な銀河である。

出典

外部リンク

  • ASAHI Net Free Address Service: Seyfert's Sextet (Galaxy Group in Serpens) - ウェイバックマシン(2004年7月30日アーカイブ分)
  • NASA APOD: Seyfert's Sextet
  • SEDS: Seyfert's Sextet (HCG 79)
  • セイファートの六つ子銀河 - Wikisky: DSS2、SDSS、GALEX、IRAS、Hα、X線、天体写真、天体地図、記事と写真


93920 NGC6027 セイファートの六つ子銀河 by 石澤康弘 天体写真ギャラリー

2013年 12月10日 「セイファートの六つ子銀河」Astronomy Picture of the Day YouTube

48425 コープランドの七つ子銀河 by Yoshikawa_Tohru 天体写真ギャラリー

NGC5350付近のりょうけん座銀河群 八王子の星空

セイファート銀河戦記(葛城修) カクヨム