大河原駅(おおかわらえき)は、京都府相楽郡南山城村大字北大河原小字欠ヶ原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)関西本線の駅。

歴史

年表

  • 1897年(明治30年)11月11日:関西鉄道の路線として、上野駅(現在の伊賀上野駅) - 加茂駅間が開通した際に、同社の駅(一般駅)として開業。
  • 1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道が国有化。官営鉄道の駅となる。
  • 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により、関西本線の所属となる。
  • 1953年(昭和28年)8月15日:南山城水害で駅舎が流失。玉水駅も同様。
  • 1954年(昭和29年)3月31日:駅舎再建。
  • 1970年(昭和45年)8月1日:貨物営業廃止(旅客駅となる)。
  • 1983年(昭和58年)5月1日:荷物扱い廃止、駅員無配置駅となる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
  • 2021年(令和3年)
    • 3月13日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
    • 7月1日:亀山鉄道部を廃止。乗務員区所はかめやま運転区に、車両基地は吹田総合車両所京都支所亀山派出所に、輸送指令は亀山指令所にそれぞれ改組。

鉄道唱歌

鉄道唱歌第5集(関西・参宮・南海篇)(1900年(明治33年)、大和田建樹作詞)11番の歌詞にて、大河原駅と笠置駅の間にある木津川橋梁が登場する。

現在では、駅付近の木津川の河原に岩は見当たらない。

駅構造

相対式ホーム2面2線を持つ交換可能駅で地上駅。場内・出発の各信号機とも一方向のみの設置のため、逆線入線はできない。駅舎は加茂方面行ホーム側にあり、亀山方面行ホームへは無蓋の跨線橋にて連絡している。

簡易委託駅であるが、無人となる時間帯がある。なお、当駅には自動券売機は設置されていないため、乗車券の発行は窓口発券のみである。

のりば

※案内上ののりば番号は割り当てられていない。

利用状況

JR西日本の移動等円滑化取組報告書によれば、2023年度の1日当たりの利用者数は70人。京都府統計書によると、1日平均乗車人員は以下の通りである。関西本線で最も利用者の少ない駅である。

駅周辺

駅前を京都府道82号線が通り、その府道に沿って木津川が流れる。旧大和街道はその対岸を通っており、対岸とは沈下橋の恋路橋で結ばれている。駅東側には村役場・文化会館(やまなみホール)・郵便局・農産物直売所がある。駅から西へ進むと笠置町運動公園に至るが、同運動公園は駅からやや離れた所にある。

  • 南山城村役場
  • 南山城村農林産物直売所
  • 南山城郵便局
  • やまなみホール
  • 真輪院
  • リバーアドベンチャークラブ 大河原カヌーハウス
  • 国道163号(北大河原バイパス)
  • 京都府道82号上野南山城線
  • 旧大和街道
  • 相楽東部広域バス「大河原駅」停留所 - やまなみ交通「村タク」(デマンドタクシー)も経由
  • 木津川
    • 恋路橋(大河原潜没橋)
    • 戀志谷神社

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
関西本線
月ケ瀬口駅 - 大河原駅 - 笠置駅

脚注

注釈

出典

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧

外部リンク

  • 大河原駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

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大河原駅

関西線・大河原駅-さいきの駅舎訪問

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